DNEGは、イギリスのVFX制作会社である。もともとの社名はダブル・ネガティブ(Double Negative)。 ロンドンのソーホーに所在し、1998年に30名のスタッフで始まった。最初の仕事は2000年の映画『ピッチブラック』。現在ではスタッフの数は750人を超えるほどにまで大きく成長し、ヨーロッパ最大の映画のVFX制作会社となった。 同社は『インセプション』、『インターステラー』、『エクス・マキナ』、『ブレードランナー2049』、『ファースト・マン』、『TENET テネット』、『DUNE/デューン 砂の惑星』の映画制作においてアカデミー視覚効果賞を受賞している。 2009年、ダブル・ネガティブはシンガポール支社を設立。55人以上を雇っている。シンガポール支社はロンドンの本社とのみやり取りし、限られたプロジェクトに関わっている。また、カナダにもバンクーバー支社を設立している。 2006年にはディズニーの主要アニメーターであったエアモン・バトラーがダブル・ネガティブに転職し、ハリー・ポッターなどでアニメーション・スーパーバイザーとして働いた。2008年にはダブル・ネガティブのアニメーション部門の代表を務めている。 2013年には映画製作部門を設立。 2016年にシンガポール支社は解散している。