ASIMO(アシモ)は、本田技研工業株式会社が開発し、ホンダエンジニアリング株式会社が製造していた世界初の本格的な二足歩行ロボット。予測運動制御によって重心やゼロモーメントポイント(ZMP)を制御して自在に歩くことができ、階段の上り下り、旋回、ダンスなども可能。親しみやすさを考えたデザインを採用している。本田技研工業の説明によると、「ASIMO」という名称は「Advanced Step in Innovative Mobility(新しい時代へ進化した革新的移動性)」の略である。開発の動機に手塚治虫の鉄腕アトムがあったとされている。しかし完全な人間に似たタイプは未完成でありこれ以上は技術的に不可能と判断され、2020年を待たずして開発中止。研究チームも解散となった。