APT攻撃(APTこうげき、英:Advanced Persistent Threat、持続的標的型攻撃)はサイバー攻撃の一分類であり、標的型攻撃のうち「発展した/高度な(Advanced)」「持続的な/執拗な(Persistent)」「脅威(Threat)」の略語で長期間にわたりターゲットを分析して攻撃する緻密なハッキング手法。「ターゲット型攻撃(APT)」とも訳される。 独立行政法人 情報通信研究機構(NICT)のサイバー攻撃対策総合研究センター(CYREC)では「特定の相手に狙いを定め、その相手に適合した方法・手段を適宜用いて侵入・潜伏し、数か月から数年にわたって継続するサイバー攻撃」としている。世界のセキュリティー業界では、組織名不明のクラッカー組織を見つけると、イランに拠点を置くハッカー組織APT33、ロシアのAPT29、北朝鮮のAPT38のように「APT+数字」で名前を付ける。