2010年のFIA GT1世界選手権は、国際自動車連盟が統括するGT1車両による、FIA GT1世界選手権の初のシーズン。1997年から2009年まで開催されていたFIA GT選手権に代わって開催された。国際自動車連盟が統括する世界選手権としては、スポーツカー世界選手権が1992年に終了して以来、初めて行われた世界選手権であった。 選手権はステファン・ラテル・オーガニゼーション (Stephane Ratel Organisation, SRO) によって運営され、2010年は3大陸にまたがる10カ国での10以上のイベントで構成された。参加したのは12チームで、それぞれ自動車メーカーから限定的なサポートが行われたが、独立したチームであった。アストンマーティン、コルベット、フォード、ランボルギーニ、マセラティ、日産はそれぞれ2チームへのサポートを行った。FIA GT選手権時代には複数のタイヤメーカーがタイヤを供給したが、FIA GT1世界選手権はミシュランのワンメイクとなった。