1983年6月11日の日食は、1983年6月11日に観測された日食である。オーストラリア領クリスマス島、インドネシア、パプアニューギニア、バヌアツで皆既日食が観測され、アジア南東部、オーストララシア及び周辺の一部で部分日食が観測された。各国の観測隊は皆既帯内で皆既日食を観測したが、インドネシア政府は「日食中の太陽光が失明を引き起こす恐れがある」という理由で自国民に日食の直接観察を禁止し、自分の目で皆既日食を見た地元の人は極めて少ない。