1972年アメリカ合衆国大統領選挙(1972ねんアメリカがっしゅうこくだいとうりょうせんきょ、英語: United States presidential election, 1972)は、ベトナム戦争と財政問題が争点とされた。民主党の指名は最終的にリベラル派のジョージ・マクガヴァンが勝ち取り、現職大統領リチャード・ニクソンに対抗して反戦運動を展開したが、メディア報道による支持率低下と、続く副大統領候補の出馬辞退という不利な条件を背負った。 ニクソンは自分の政策により、ベトナム戦争はすぐにも休戦になると宣言し、マクガヴァンを過激派候補と揶揄した。投票は1972年11月7日に行われ、ニクソンは一般選挙の得票率で23.2%という大差を付け、大統領選挙の歴史の中でも4番目に大きな差で圧勝した。