1780年に発生した「グレート・ハリケーン (Great Hurricane of 1780) 」は、大西洋を襲ったハリケーン(熱帯低気圧)の中でも、史上最悪の被害をもたらしたハリケーンとみなされている。1780年10月10日から10月16日にかけてこのハリケーンに襲われたカリブ海の小アンティル諸島の、マルティニーク島、シント・ユースタティウス島、バルバドス島などは、およそ2万2千人が死亡するという壊滅的な被害を受けた。[1] また、海上での死者も数千人に上ると見られている。