食品サンプル(しょくひんサンプル)は、飲食店の店頭あるいは店内に陳列される料理の模型。可塑性のある腐敗しない材料(蝋や合成樹脂など)を主原料として作られ、商品の細部を視覚的に説明するとともに、商品名や価格を同時に提示することによってメニューの一部または全部の役割を果たす。大正時代から昭和初期にかけての日本で考案された表現手法である。 業界団体等がなく共通の定義も存在しておらず、「食品サンプル」という呼称は戦後になって業者の自称や他称でそう呼ばれるようになった。料理模型や食品模型とも呼ばれる場合もある。主に業務用として制作されていたが、近年は一般向けにも販売され始めており、模型やアクセサリー等として拡がり始めている。