医学部進学課程(いがくぶしんがくかてい)及び歯学部進学課程(しがくぶしんがくかてい)は、戦後の学制改革で導入された医学部・歯学部の6年制教育課程のうち、最初の2年間の一般教育課程であり、1955年の入学生から適用された。プレメディカル(Pre-medical)コースとも呼ばれる。これに続く4年間の専門課程を含めて、6年制の学士課程となる。1991年の大学設置基準の大綱化以降、順次廃止され、6年一貫教育化された。 学制改革当初は、医学部及び歯学部の入学資格は、医学・歯学以外の学部において二年以上在学し、所定の一般教育科目を履修した者であり、大学2年修了者を対象に入学者選抜を行っていたが、進学課程導入以降、入学者選抜は他の学部と同様、新制高等学校卒業生を対象に、進学課程入学段階で大学・学部別に行われ、進学課程を修了した者は、同一大学学部の医学・歯学部専門課程へ進学したことから、事実上の6年一貫教育体制となった。