淇県(き-けん)は中華人民共和国河南省鶴壁市に位置する県。 古代には、商や衛の都、朝歌があった。現在、淇県には摘星台という遺跡があるが、これは帝辛(紂王)が築かせ、自ら燃やした巨大な宮殿・鹿台の跡とされている。淇県という名は淇河という川より取られた。春秋戦国時代には衛に属し、その首都であった。 現在は農業と軽工業を中心とする小さな県になっている。