海洋冒険小説(かいようぼうけんしょうせつ)は、冒険小説の一分野で、海洋を舞台としたもの。多くの作者と読者層はイギリス人とアメリカ人である。 イギリスでは、大航海時代や大英帝国時代に植民地獲得のために世界各地に雄飛し、大海洋帝国を築いた歴史的経緯から、海洋冒険小説がごく身近なものである。一方、日本ではC・W・ニコルの『勇魚』、『盟約』など、新しいものでは、白石一郎の『海狼伝』、『海王伝』、和田竜『村上海賊の娘』が該当するが、あまり例がない。