『浮世の画家』(うきよのがか、原題:An Artist of the Floating World)は、 1986年発表のカズオ・イシグロによる長編小説である。第二次世界大戦後の日本を舞台に、戦中に時局に乗じて日本精神を鼓舞する画題を描き名声を成した画家が、戦後の急激な価値転換の中で自身の信念と新たな価値観との間で精神的拠りどころを求めて苦悩する姿を描く。1987年ウィットブレッド賞受賞作。 日本語版は飛田茂雄の翻訳で1988年2月に中央公論社から刊行され、1992年4月に中公文庫から文庫化された。 2019年3月に渡辺謙主演でテレビドラマ化された。