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- 八百富神社社叢(やおとみじんじゃしゃそう)は、愛知県蒲郡市の三河湾に浮かぶ竹島に鎮座する八百富神社(通称、竹島弁天)の常緑広葉樹に覆われた緑豊かな社叢で、島全域の植物相が国の天然記念物に指定されている。 竹島は蒲郡市中心部付近の沿岸から、長さ387メートルの歩行者専用橋「竹島橋」で繋がった、面積約1.9 ha、周囲約680メートル、標高22メートルの小規模な無人島であるが、島の全域が八百富神社の境内(社寺有林)となっており、島の中央部は樹高の高いタブノキ(イヌグス)やモチノキを主体とする「タブ型照葉樹林」、海側は潮風に強いトベラやマサキなどの常緑低木類を主体とする「海岸型照葉樹林」で構成される照葉樹林である。 八百富神社境内(竹島全域)は面積が小さいわりに青々とした樹木が鬱蒼と生い茂り、島の全域が神社の神域として樹木や草木類の伐採が長期間禁じられてきたため、ほぼ原生林の状態を保ち続けており、距離的に近い本土側のクロマツを主体とする林相と著しく異なっている。樹下には半陰地性の草木類が多数見られ、中でもキノクニスゲは分布の北限とも言われている。八百富神社社叢は陸地に接近した島嶼で植物区分を異にする一例であり、三河湾沿岸部における自然状態の植生を色濃く残しているものとして、1930年(昭和5年)8月25日に国の天然記念物に指定された。 (ja)
- 八百富神社社叢(やおとみじんじゃしゃそう)は、愛知県蒲郡市の三河湾に浮かぶ竹島に鎮座する八百富神社(通称、竹島弁天)の常緑広葉樹に覆われた緑豊かな社叢で、島全域の植物相が国の天然記念物に指定されている。 竹島は蒲郡市中心部付近の沿岸から、長さ387メートルの歩行者専用橋「竹島橋」で繋がった、面積約1.9 ha、周囲約680メートル、標高22メートルの小規模な無人島であるが、島の全域が八百富神社の境内(社寺有林)となっており、島の中央部は樹高の高いタブノキ(イヌグス)やモチノキを主体とする「タブ型照葉樹林」、海側は潮風に強いトベラやマサキなどの常緑低木類を主体とする「海岸型照葉樹林」で構成される照葉樹林である。 八百富神社境内(竹島全域)は面積が小さいわりに青々とした樹木が鬱蒼と生い茂り、島の全域が神社の神域として樹木や草木類の伐採が長期間禁じられてきたため、ほぼ原生林の状態を保ち続けており、距離的に近い本土側のクロマツを主体とする林相と著しく異なっている。樹下には半陰地性の草木類が多数見られ、中でもキノクニスゲは分布の北限とも言われている。八百富神社社叢は陸地に接近した島嶼で植物区分を異にする一例であり、三河湾沿岸部における自然状態の植生を色濃く残しているものとして、1930年(昭和5年)8月25日に国の天然記念物に指定された。 (ja)
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- 南端の竜神岬付近のみにクロマツが残る。眼下の岩場に天然記念物指定石碑、沖合に見える島は三河大島。 (ja)
- オニヤブソテツ。 (ja)
- トベラ。 (ja)
- 八百富神社社叢の位置 (ja)
- 南端の竜神岬付近。 (ja)
- 参道の石段脇。 (ja)
- 実の付いたイヌビワ。 (ja)
- 西側の断崖上の付近。 (ja)
- 南端の竜神岬付近のみにクロマツが残る。眼下の岩場に天然記念物指定石碑、沖合に見える島は三河大島。 (ja)
- オニヤブソテツ。 (ja)
- トベラ。 (ja)
- 八百富神社社叢の位置 (ja)
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- 参道の石段脇。 (ja)
- 実の付いたイヌビワ。 (ja)
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- 八百富神社社叢に生育する植物の一例 (ja)
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- Cyrtomium falcatum of Yaotomi shrine flora.jpg (ja)
- Ficus erecta of Yaotomi shrine flora.jpg (ja)
- Japanese black pine of Yaotomi shrine flora. C.jpg (ja)
- Pittosporum tobira of Yaotomi shrine flora. A.jpg (ja)
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- 八百富神社社叢(やおとみじんじゃしゃそう)は、愛知県蒲郡市の三河湾に浮かぶ竹島に鎮座する八百富神社(通称、竹島弁天)の常緑広葉樹に覆われた緑豊かな社叢で、島全域の植物相が国の天然記念物に指定されている。 竹島は蒲郡市中心部付近の沿岸から、長さ387メートルの歩行者専用橋「竹島橋」で繋がった、面積約1.9 ha、周囲約680メートル、標高22メートルの小規模な無人島であるが、島の全域が八百富神社の境内(社寺有林)となっており、島の中央部は樹高の高いタブノキ(イヌグス)やモチノキを主体とする「タブ型照葉樹林」、海側は潮風に強いトベラやマサキなどの常緑低木類を主体とする「海岸型照葉樹林」で構成される照葉樹林である。 八百富神社境内(竹島全域)は面積が小さいわりに青々とした樹木が鬱蒼と生い茂り、島の全域が神社の神域として樹木や草木類の伐採が長期間禁じられてきたため、ほぼ原生林の状態を保ち続けており、距離的に近い本土側のクロマツを主体とする林相と著しく異なっている。樹下には半陰地性の草木類が多数見られ、中でもキノクニスゲは分布の北限とも言われている。八百富神社社叢は陸地に接近した島嶼で植物区分を異にする一例であり、三河湾沿岸部における自然状態の植生を色濃く残しているものとして、1930年(昭和5年)8月25日に国の天然記念物に指定された。 (ja)
- 八百富神社社叢(やおとみじんじゃしゃそう)は、愛知県蒲郡市の三河湾に浮かぶ竹島に鎮座する八百富神社(通称、竹島弁天)の常緑広葉樹に覆われた緑豊かな社叢で、島全域の植物相が国の天然記念物に指定されている。 竹島は蒲郡市中心部付近の沿岸から、長さ387メートルの歩行者専用橋「竹島橋」で繋がった、面積約1.9 ha、周囲約680メートル、標高22メートルの小規模な無人島であるが、島の全域が八百富神社の境内(社寺有林)となっており、島の中央部は樹高の高いタブノキ(イヌグス)やモチノキを主体とする「タブ型照葉樹林」、海側は潮風に強いトベラやマサキなどの常緑低木類を主体とする「海岸型照葉樹林」で構成される照葉樹林である。 八百富神社境内(竹島全域)は面積が小さいわりに青々とした樹木が鬱蒼と生い茂り、島の全域が神社の神域として樹木や草木類の伐採が長期間禁じられてきたため、ほぼ原生林の状態を保ち続けており、距離的に近い本土側のクロマツを主体とする林相と著しく異なっている。樹下には半陰地性の草木類が多数見られ、中でもキノクニスゲは分布の北限とも言われている。八百富神社社叢は陸地に接近した島嶼で植物区分を異にする一例であり、三河湾沿岸部における自然状態の植生を色濃く残しているものとして、1930年(昭和5年)8月25日に国の天然記念物に指定された。 (ja)
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- 八百富神社社叢 (ja)
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