三浦 政治(みうら まさじ、1880年〈明治13年〉5月25日 - 1962年〈昭和37年〉6月10日)は、日本の教育者。北海道先住民族であるアイヌへの差別が依然として残っていた大正期の北海道釧路において、アイヌの児童たちの教育に心血を注いだ。アイヌに携わった期間はわずか3年だが、その3年の間に、学校の生徒のみならずアイヌの人々の人権問題にも精力を注ぎ、アイヌの立場に立って人々が平等に生きることを望み、多くの迫害に遭いながらも、人々の生活向上のために精力的に活動を行った。大正中期のアイヌへの差別に対して、最も抵抗した和人(アイヌ以外の日本人)の教育者の1人とされる。