ロラタジン(Loratadine)は、持続性選択ヒスタミンH1受容体拮抗薬で、アレルギー性鼻炎や蕁麻疹・皮膚湿疹に用いられる。商品名はクラリチン。成分特許が切れており、後発医薬品も存在する。また日本で2017年より一般用医薬品も発売。肝臓のCYP3A4、2D6によって代謝され活性成分となるが、このデスロラタジン(デザレックス)には代謝の競合はなく、続いて医薬品として承認された。 ロラタジンは第二世代抗ヒスタミン薬であり第一世代のものと比較して、鎮静の副作用は改善されている。特に添付文書に眠気に関する使用上の注意がない。このうちフェキソフェナジンのみ1日2回服用であり、他は1回である。