パパゴ大脱走(英:Great Papago Escape)とは、第二次世界大戦末期にアメリカ合衆国で発生した最大級の枢軸軍捕虜の脱走事件である。1944年12月23日夜、アリゾナ州フェニックス近くに設置された捕虜収容所から25名のドイツ人捕虜がトンネルを使って脱走し、周辺の砂漠地域へと逃げ込んだ。その後数週間を掛けてすべての脱走者は逮捕された。ほとんどはマリコパ郡内で逮捕されたが、一部は収容所から130マイルほど離れたメキシコ国境近くまで逃げていた。