本項ではサウジアラビアの歴史を一国史観に基づいて叙述する。 620年台にイスラーム教の信仰が始まり、アラビアは信仰や政治の中心としての重要度が増した。メッカとメディーナはイスラームにおける二聖都(ハラマイン)と呼ばれ、これらを保護する世俗権力の権威は高い。サウジアラビア王国もまた、そのため、イスラーム諸国に対して高い権威と権力を有している。