コンチネンタル・タンゴとは、アルゼンチン・タンゴに対して、ヨーロッパで作られたタンゴを指すための和製英語。英語のネイティブは European tango ヨーロピアン・タンゴと言う。(日本人からは)「ヨーロッパ・タンゴ」と呼ばれることもあるが、英語話者は「European tango ヨーロピアン・タンゴ」としか言わないので、「ヨーロッパ・タンゴ」も和製英語である。 ヨーロッパで起こったタンゴとラプラタ川流域のタンゴを選り分けるために、この名称が用いられている。ドイツ、フランス、イタリアといったヨーロッパで作曲、もしくは演奏されるタンゴのスタイルである。 (アルゼンチンのタンゴと比較すると)やわらかなリズムと甘い旋律をもつものが多い。 アルフレッド・ハウゼ、リカルド・サントス、(通称Malando。本名はArie Maasland)らの楽団が有名である。著名な楽曲にはアルフレッド・ハウゼの「碧空」がある。