アメリカ統合参謀本部副議長(アメリカとうごうさんぼうほんぶふくぎちょう、英:Vice Chairman of the Joint Chiefs of Staff)は、アメリカ軍における軍人(制服組)のポストの1つ。1986年のゴールドウォーター=ニコルズ法によって創設された、統合参謀本部議長に次ぐアメリカ軍第2位の軍人である。各軍種等のトップ(アメリカ陸軍参謀総長、アメリカ海兵隊総司令官、アメリカ海軍作戦部長、アメリカ空軍参謀総長、アメリカ宇宙軍作戦部長、アメリカ沿岸警備隊総司令官、アメリカ州兵総局長)より上位の職位であるものの、それぞれに対する具体的な作戦指揮権限は有していない。副議長は主に、統合参謀本部議長の職務と職務執行を補佐し、議長が不在の場合は統合参謀本部の会議を主宰する。その他 合衆国法典第10編第153条 10 U.S.C. § 153に規定する職務及び大統領、国防長官、統合参謀本部議長が特に定めた職務を遂行する。現職は2021年12月20日に就任した第12代副議長のクリストファー・W・グレィディ海軍大将である。