アメリカ大陸におけるジカ熱の流行(アメリカたいりくにおけるジカねつのりゅうこう)では、限られた地域の流行であったジカ熱(ジカウイルス感染症)が2015年頃から2016年にかけてブラジルなどの中南米の広い範囲での流行し、さらに拡大の様相を見せていることについて解説する。ジカウイルス感染の媒介は主に熱帯地帯にいるネッタイシマカによる。 2016年2月1日、世界保健機関 (WHO) は「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態 (PHEIC)」を宣言した。