アヌログナトゥス (Anurognathus 「尾のない顎」) はジュラ紀後期(ティトン階)に生息していた小型翼竜。アヌログナトゥスは1923年ルートヴィヒ・デーデルラインによって初めて命名・記載された。模式種は Anurognathus ammoni。属名のアヌログナトゥスはギリシア語のἀν/an-「~の無い」・оὐρά/oura「尾」・γνάθος/gnathos 「顎」から名付けられており、他の「嘴口竜亜目」(つまり基底的な)翼竜と比べて非常に短い尾に由来する。種小名 ammoni はバイエルンの地質学者ルートヴィヒ・フォン・アモン (Ludwig von Ammon) への献名であり、デーデルラインは1922年に彼のコレクションからこの種の化石を取得した。