みな子(みなこ、1919年〈大正8年〉11月20日 - 2010年〈平成22年〉5月31日)は、日本の芸妓。本名、長尾 みつ(ながお みつ)。昭和初期から平成期まで、約80年にわたって芸妓としての活動を続けた。戦後も舞台やイベントでも活躍して、90歳で死去するまで生涯現役を貫き、吉原の文化と芸を世の中に伝え続けたことで、「最後の吉原芸者」と呼ばれた。吉原の伝統芸の継承にも熱心で、晩年は後進の育成や座敷芸の映像保存にも力を注いだ。没後は晩年の5年間の活動を記録したドキュメンタリー映画『最後の吉原芸者 四代目みな子姐さん』が公開され、日本国内外で好評を得た。