RQ-2 パイオニア(Pioneer,英語で先駆者の意)はアメリカ合衆国のAAIコーポレーションとイスラエル・エアロスペース・インダストリーズが開発した軍用のUAVである。アメリカ陸軍、海軍、海兵隊や韓国陸軍で運用されている。アメリカ軍では1986年から配備を開始し、始めは戦艦の射撃観測用として運用されていたが、現在では偵察、観測、捜索救難、心理作戦などさまざまな任務に使用されている。離陸の方法は艦船の場合ロケット補助推進離陸、陸上の場合車載のカタパルトもしくは滑走して行う。任務終了後は大型のネットを使って回収される。75ポンドのペイロードがあり、5時間の飛行が可能である。機体下にはEO/IRセンサーが搭載されており、撮影したアナログビデオ映像をCバンドLOSデータリンクによりリアルタイムで地上に送信することができる。アメリカ軍では現在、パイオニアの後継となるMQ-8 ファイアスカウトの開発が行われている。
This content in DBpedia Japanese is extracted from Wikipedia by DBpedia Community and is licensed under a Creative Commons 表示 - 継承 3.0 非移植 License.