『Fish Inn』(フィッシュ・イン)は、日本のロックバンドであるザ・スターリンの通算4枚目のオリジナル・アルバム。 1984年11月20日にBQレコードよりリリースされた。前作『虫』(1983年)よりおよそ1年7か月ぶりにリリースされた作品であり、作詞は遠藤みちろう、作曲および編曲はザ・スターリンとなっており、ザ・スターリンと加藤正文の共同プロデュースとなっている。 遠藤としては初のソロアルバム『ベトナム伝説』(1984年)を挟んでリリースされた通算4枚目であり、遠藤が設立したインディペンデント・レーベルのBQレコードよりリリースされた。メンバーはギターにALLERGYの小野昌之、ベースに肥後宏を迎え音楽性を新たにした一枚。一曲あたりの時間も前作までのように一分、二分で速射砲のように畳み掛けるような構成ではなく、五分以上ある楽曲が多くを占めている。 オリコンチャートでは最高位23位となった。本作リリース後の1985年1月15日にザ・スターリンは解散を表明したため、ザ・スターリンとしては最後のオリジナル・アルバムとなった。1986年にはビル・ラズウェルおよびロバート・ムッソプロデューズによるリミックス・アルバムがリリースされた(後述)。