閣外大臣(かくがいだいじん)とは、内閣の外にあり、内閣を構成せず閣議に参加しない大臣のことをいう。閣外相とも。イギリスでは首相から直接任命される。中央省庁の長たる上級大臣(Secretary of State)は20名程度であるが、日本の副大臣に相当する下級の大臣(Minister of State)も加えると大臣の員数は100人を超える。この上級大臣が内閣を構成する閣内大臣(閣僚)であり、その他の内閣を構成しない大臣を閣外大臣と呼ぶ。カナダ、オーストラリア、フランス、ベルギー、オランダ、リビア、セネガルでも閣外大臣が存在する。大日本帝国憲法下の日本では「大臣」のうち内大臣と宮内大臣が内閣の外にあった。内大臣と宮内大臣の責任は内閣から独立していたが、イギリスなどの閣外大臣は内閣の構成員ではないものの首相の指揮下で内閣と連帯して行政の責任を負う。
This content in DBpedia Japanese is extracted from Wikipedia by DBpedia Community and is licensed under a Creative Commons 表示 - 継承 3.0 非移植 License.