錠前(じょうまえ)または錠(じょう)は、扉などにとりつけて締める機械的または電子的道具。物体(鍵、カードキー、指紋、RFIDカード、セキュリティトークンなど)または秘密情報(キーコード、パスワードなど)またはそれらの組み合わせによって開く。典型的なピンタンブラー錠やウェハータンブラー錠では、安静位で錠前が締まる。鍵(の錠前に差し込む部分)にはどちらかの側(あるいは両側)に一連の溝があり、差し込める錠前が限られている。鍵を錠前に差し込むと鍵穴の突起と鍵の溝が揃い、シリンダーに鍵を完全に挿入することができる(合わなければ入らない)。次に鍵の一連の歯や切欠き(bitting)が錠前内部のピンやウェハーを上下に動かし、内側のシリンダーと外側のシリンダーの境界(shear line)に対してそれらが揃うことでシリンダーまたはカムを回せるようになり、開錠される。
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