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  • 通仙散は、江戸時代の外科医華岡青洲が、中国の後漢末期の医師・華陀が発明したとされる麻酔薬「麻沸散」の記録をもとに開発した全身麻酔薬である。記録に残る「麻沸散」の記述は、調合の際に用いられた薬草として曼荼羅華が用いられたと記されているだけであり、ほとんど実態は不明であったため、通仙散を配合するのは大変な事であったが、華岡はこれを用いて世界最初の全身麻酔を成功したといわれる。曼荼羅華(まんだらげ)を主成分として烏頭 (うず、トリカブトのこと)、川芎(せんきゅう)、当帰(とうき)、白芍(びゃくし)など、十種類以上の薬草を配合して作られたとされるが、華岡はこの薬の処方を秘伝としたことから、全容は不明である。薬理作用として、曼荼羅華の主に葉に含まれるアトロピンはアセチルコリン受容体を阻害し、トリカブトに含まれるアコニチンは、アセチルコリンを遊離する作用がある。この拮抗作用で薬効をコントロールしたものと考えられる。しかしアトロピンは致死量100ミリグラム以上、アコニチンは致死量は18ミリグラム程度の何れも強力な毒薬であり、取り扱いは非常に危険が伴う。華岡が通仙散を秘伝としたのも、その危険性を認識しての上の事だと思われる。
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  • 通仙散は、江戸時代の外科医華岡青洲が、中国の後漢末期の医師・華陀が発明したとされる麻酔薬「麻沸散」の記録をもとに開発した全身麻酔薬である。記録に残る「麻沸散」の記述は、調合の際に用いられた薬草として曼荼羅華が用いられたと記されているだけであり、ほとんど実態は不明であったため、通仙散を配合するのは大変な事であったが、華岡はこれを用いて世界最初の全身麻酔を成功したといわれる。曼荼羅華(まんだらげ)を主成分として烏頭 (うず、トリカブトのこと)、川芎(せんきゅう)、当帰(とうき)、白芍(びゃくし)など、十種類以上の薬草を配合して作られたとされるが、華岡はこの薬の処方を秘伝としたことから、全容は不明である。薬理作用として、曼荼羅華の主に葉に含まれるアトロピンはアセチルコリン受容体を阻害し、トリカブトに含まれるアコニチンは、アセチルコリンを遊離する作用がある。この拮抗作用で薬効をコントロールしたものと考えられる。しかしアトロピンは致死量100ミリグラム以上、アコニチンは致死量は18ミリグラム程度の何れも強力な毒薬であり、取り扱いは非常に危険が伴う。華岡が通仙散を秘伝としたのも、その危険性を認識しての上の事だと思われる。
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  • 通仙散
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