解離(かいり)という言葉は、精神医学・臨床心理学の範囲に限っても、使われる場面によって様々に顔を変える。それをあえて抽象的に定義するならば、感覚、知覚、記憶、思考、意図といった個々の体験の要素が「私の体験」「私の人生」として通常は統合されているはずのもののほつれ、統合性の喪失ということになる。その中には誰にでも普通にある正常な範囲のものから、障害として扱われる段階までを含んだ幅広い解釈があるが、通常は、解離性障害、さらにはそのなかでも代表的な解離性同一性障害を、あるいはその症状を指して使われることが多い。
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