『紅雲町珈琲屋こよみ』(こううんちょうこーひーやこよみ)は、吉永南央による日本の推理小説のシリーズ。第1作「紅雲町のお草」は第43回オール讀物推理小説新人賞を受賞した。群馬県の紅雲町という町でコーヒー豆と和食器を商う「小蔵屋(こくらや)」の店主、76歳の杉浦草(すぎうら そう)が町で起こる謎を解くシリーズで、「お草さんシリーズ」とも呼ばれる。著者の吉永はシリーズ化を予定していなかったが、76歳の老婦人が主人公という設定にほれ込んだ編集者の熱意により、連作として書き続けられることになった。単行本・文庫本ともに表紙イラストは、イラストレーター・絵本作家の杉田比呂美が務める。発行部数は2012年12月時点でシリーズ累計30万部。2015年4月29日に、NHK総合で特集ドラマとして富司純子主演でテレビドラマ化される。
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