祭壇画(さいだんが)またはアルターピース(altarpiece)は、教会の祭壇飾りのこと。具体的には、宗教的題材を描いた絵もしくはレリーフを、教会の祭壇背後の枠の中に取り付ける。祭壇画はしばしば2つないしそれ以上の分かれたパネルから成り、パネルは板絵(en)の技法で作られる。パネルが2つなら二連祭壇画 、3つなら三連祭壇画、それ以上なら多翼祭壇画と呼ばれる。彫刻群を祭壇の上に置くこともあるし、場合によっては、祭壇そのものを指すこともある。もし祭壇が聖歌隊席と区切られていなければ、祭壇画の表裏に絵を描くこともできる。内陣障壁、背障も一般に飾られる。有名な例としては、ヴェネツィア、サン・マルコ寺院にあるビザンティン美術のパラ・ドーロフーベルト・ファン・エイク、ヤン・ファン・エイク兄弟の『ヘントの祭壇画』ゴシック期のファイト・シュトースの祭壇画マティアス・グリューネヴァルトの『イーゼンハイム祭壇画』などがある。なお、祭壇の前を飾るものはアンテペンディウムという。
This content in DBpedia Japanese is extracted from Wikipedia by DBpedia Community and is licensed under a Creative Commons 表示 - 継承 3.0 非移植 License.