沿岸警備隊(えんがんけいびたい、英: Coast Guard)は、主に主権のおよぶ海洋や内水域(河川・湖沼)での哨戒・警備救難活動を行う組織。軍事組織として位置づけられる場合は、警備艦や警備艇と呼ばれる各種の哨戒艦艇や航空機を保有し、自国の港に活動拠点を構えるのが普通である。任務の関連性から海軍や警察、税関とは密接な関係を持つ事が多い。アメリカ沿岸警備隊は哨戒任務に当たる艦艇をカッターと呼称され、台湾は巡防艦や巡防艇、韓国は警備艦や警備艇、日本では巡視船や巡視艇と呼ばれる船舶が業務に従事している。国によって沿岸警備隊の組織は異なり、沿岸警備隊を設けずに海軍が任務を遂行している国もある。また、海軍の一部として設置する国もある。国境警備隊と同様に準軍事組織の一種として設置されることもあり、この場合には、平時には海軍に代わって領海内や内水域(河川・湖沼)での警備救難活動を行ない、戦時に海軍とともに戦闘を行う。
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