『教皇の書』(ラテン語: Liber Pontificalis) は聖ペテロから15世紀までの教皇についての伝記である。 初めて作成された『教皇の書』は ハドリアヌス2世 (867–872) または ステファヌス6世 (885–891) の記述でとどまっていたが、後に別の文体で補完され、エウゲニウス4世 (1431–1447) その後、ピウス2世 (1458–1464) までの記述が追加された。8世紀から18世紀までの記述は実質的にはほとんど無批判に引用されてきたが、『教皇の書』は「非公式の教皇プロパガンダの手段」であったとして現代の学者たちによる厳しい精査を受けている。Liber Pontificalisという題名が一般的になったのは15世紀になってからであり、19世紀のデュシェンヌによる編集の後に公式に認められる題名となった。しかしその名の起源は12世紀にまでさかのぼる。現存する最古の文書では、この本はLiber episcopalis in quo continentur acta beatorum pontificum Urbis Romae、そして後には、 GestaまたはChronica pontificumと呼ばれている。
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