奥州後三年記(おうしゅうごさんねんき)は、平安時代後期の永保3年(1083年)から、寛治2年(1088年)にかけての、陸奥・出羽両国にまたがった争乱、いわゆる「後三年の役」、または「義家合戦」と呼ばれるものを描いたものである。「三年」とされるのは京に合戦が伝わった応徳3年(1086年)の沼柵の戦いから、義家が陸奥守を解任された寛治2年(1088年)までを指す。その成立は、平安時代末期の承安元年(1171年)と、南北朝時代の貞和3年(1347年)の2段階があり、現在目に出来るものは、南北朝時代に描かれた絵巻の、詞書のみを書き出したもの。
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