別府八景(べっぷはっけい)とは1930年(昭和5年)に制定された大分県別府市とその近郊を対象とした別府温泉の八大景勝地である。同時期に別府三勝や奥別府十勝も制定された。別府八景はしばしば地獄めぐりと対比され、地獄めぐりに対する極楽めぐりといった売り出し方がなされた。その結果、観光客の記憶に残る名所となり、また盛んに絵葉書や小唄などで宣伝されたために広く知られるところとなった。ただし、現在ではあまり観光地とは呼べないところがあるため、別府八景の中の高崎山や由布院等が観光の対象となることはあっても、別府八景めぐりが観光の対象となることはまずない。つまり、既に別府八景という概念が薄れているということである。
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