リバタリアニズム(英: libertarianism)は、個人的な自由、経済的な自由の双方を重視する、自由主義上の政治思想。リバタリアニズムは、他者の身体や正当に所有された物質的財産に物理的な強制やその脅迫を開始しない限り各人が彼の望む全ての事を行う事は自由であると主張する、また国家や政府は本質上、必然的に個人の正当な私的所有権を侵害する巨大な犯罪組織であり、従って、究極的には完全に廃止されるべきであるとする。日本語においてもそのまま「リバタリアニズム」と表現される場合が多いが、完全自由主義、自由至上主義、自由意志主義など多数の訳語が存在する。また、リバタリアニズムを主張する者をリバタリアンと呼ぶ。なお、しばしばリバタリアニズムは国家や政府を否定する無政府主義とは別である等と誤った主張を行っている人間を見かけるが、実際には先にリバタリアニズムやリバタリアンの用語を使用し始めたのは無政府主義者である。なお、哲学、神学、形而上学においては決定論に対して、自由意志と決定論が両立しないことを認めつつ(非両立説 incompatibilism)、非決定論から自由意志の存在を唱える立場を指す。この意味では、日本語では自由意志論等の形に訳されることのほうが多い。
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