ペーチの初期キリスト教墓所(ペーチのしょきキリストきょうぼしょ)は、かつてローマ帝国の属州パンノニアの都市ソピアナエ(ソピアネ、現ハンガリーのペーチ)に築かれたネクロポリスである。その遺跡は18世紀以降に発見され、現在UNESCOの世界遺産リストに登録されている。4世紀に建造されたこの墓所は、キリスト教の公認の後もカタコンベでの埋葬が行われていたことを示す例であるとともに、描かれていた壁画の芸術性なども評価されている。