「パーミャチ・メルクーリヤ」(ロシア語: «Па́мять Мерку́рія»)は、ロシア帝国が保有した帆装を持った蒸気軍艦である。設計上は非防禦巡洋艦に分類され、ロシア帝国海軍では当初は巡洋艦(крейсеръ)、1892年2月1日からは 1 等巡洋艦(крейсеръ I ранга)に分類した。船舶の構造上の分類では、鉄製 3 本マストのバークに当たる。「メルクーリイの記憶」という意味の艦名は、露土戦争で活躍したブリッグを記念したもの。その活躍により、時の皇帝ニコライ1世は黒海艦隊はその名をもつ艦船をつねに保有すべしと命じた。この巡洋艦がその名を受け継ぐ最後のロシア帝国軍艦であり、かつてそのブリッグが授与されたゲオルギイの旗と檣頭旗を受け継いでいた。
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