シミ目(シミもく、総尾目、Thysanura)は、昆虫綱無翅類の1目。「シミ(衣魚、紙魚)」と総称される。人家に生息するものが本を食害すると思われていたため「紙魚」と書かれる。英語では「silverfish」という。かつては、現在のコムシ目やイシノミ目を含むこともあったが、これらは現在ではシミ目より原始的な目として分けられている。シミ目は最も原始的な特徴を持った昆虫類である。地球に存在する100万種ともいわれる全生物種の約6割を占める昆虫類のうち、無翅類はシミ目を含みごくわずかである。これは進化の過程で無翅類が短期間で翅を獲得したためと考えられている。特に形態比較からシミ目は淡水性の甲殻類の鰓脚類などから進化したのではとする考え方がある。
This content in DBpedia Japanese is extracted from Wikipedia by DBpedia Community and is licensed under a Creative Commons 表示 - 継承 3.0 非移植 License.