カンバン(かんばん)は、ジャストインタイム生産システムで用いられる生産の指示票である。欧語でもカンバンはKanbanと呼ばれている。中国語は漢字で看板と表記。通常は、薄い鉄板、プラスチック、紙をラミネートした札表などが用いられている。カンバンには、部品名および数量が書いてある。このカンバンを工程間、納入業者との間でやりとりすることで工場の生産を管理する。後工程から前工程へ渡されるカンバンは、大きく分けて2種類存在する。納入指示用の引き取りカンバン、生産指示用の生産指示カンバンである。引き取りカンバンは、後工程に対しては納品書として加工品と共に引き渡される。後工程で加工品が使用されたらカンバンを前工程に戻す。前工程に戻す際は、発注票として渡され、このかんばん受領をもって前工程では製品の加工を行う。生産指示カンバンは、それ自体が生産ライン内を回り、生産工程を制御する。生産指示カンバンは仕掛けカンバンとも呼ばれる。引き取りカンバンは、主に生産のメインラインとサブラインの間や納入業者との間で、生産指示カンバンは生産のメインラインに対して用いられる。工場の内では、カンバンは「お金」として扱われる。これは、納品書としての機能を有することもさることながら、生産管理のキーとなる代物のため、破損や紛失を避けるためにも、きちんと取り扱うことを徹底させるためである。業者間の看板には、発注書と納入伝票発行の自動化のためにバーコードが印刷されているものも存在する。また、カンバン方式自体はトヨタ自動車が特許を取得している。1960年のかんばん方式が、社団法人自動車技術会の「日本の自動車技術180選」の「生産技術」部門で選出されている。
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