ウィラード・ヴァン・オーマン・クワイン (Willard van Orman Quine, 1908年6月25日 - 2000年12月25日)は20世紀アメリカを代表する哲学者・論理学者のひとり。分析哲学の伝統の正当な継承者であるが、哲学は概念分析ではないという考えの主たる提唱者でもあった。母校であるハーバード大学で哲学と数学を教えた。主要な業績に『経験主義の2つのドグマ』があり、分析命題と総合命題とを区別できるとする論理実証主義がはらむような経験主義を批判し、個別の命題だけでは経験によった確証は得られない(確証されるのは命題体系全体である)とする確証の全体論(ホーリズム)を提唱した(参考:デュエム-クワイン・テーゼ)。『ことばと対象』ではさらにこの立場を発展させ、有名な翻訳の不確定性テーゼを導入した。
This content in DBpedia Japanese is extracted from Wikipedia by DBpedia Community and is licensed under a Creative Commons 表示 - 継承 3.0 非移植 License.