アスカリドール (ascaridole) は天然に存在する有機化合物の一種で、モノテルペンに分類される。アスカリドールのようにペルオキシド構造を持つ天然物は少ない。アカザ属の植物、特にアリタソウ (Chenopodium ambrosioides) の精油の主成分である。無色の液体で、ほとんどの有機溶媒に可溶である。他の低分子量の有機過酸化物(ペルオキシド)と同じく、不安定であり、加熱あるいは有機酸で処理すると爆発しやすい。線虫を駆除するための薬(虫下し)として使われる。
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