たらい(盥、タライ、英: Washbasin、英: Washtub)とは、平たい桶のことを言う。通常丸い形をしており、比較的浅い。一般にいわれる洗い桶としての簡易洗面器も、この一種である。また、顔や手足を洗うためにも使われる。近年においては近代化、また利便性の向上に伴い、使われる機会は少なくなってきている。洗濯機が無かった時代において、主に洗濯の用途などで多く用いられた。嫁入り道具に必要なもののひとつとされる地域もあった。語源として、「手洗い」が詰まって「たらい」となったともいわれる。たらいは、戦前までは木製であった。(これは桶の製作技術を転用したものである。)第二次世界大戦後、軽量化、耐久性の向上を図るため、アルミニウムやメッキ鋼板で作られるようになった。その後、トタンを用いた金だらい(かなだらい)が生産、流通の中心となった。さらに近年ではプラスチックを用いた製品が生産、販売されている。
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